ステアリングダンパーを外してみた







SPORT1000Sに乗って早3年が経ち、色々触っては試してみてやっとこのバイクらしさみたいなものが分かってきた気がします。



ところが知らないこともまだまだあるわけで、同じスポクラシリーズのSPORT1000にはなんと元からステアリングダンパーが付いてないというのです。


これには結構驚いたわけで、だいたいこういうクラスのバイクには付いてて当然のものかと思っていました。


と言っても、その存在意義についてそれほど深く考えた事が無く、きっと付いていた方が安定性も良くなるのかな程度でしか考えていませんでした。



まぁ付いてた方がカッコイイし...





SPORT1000にステダンが付いていない理由としては低中速域でのクイックさを出す為とかで、そんなことを聞いてしまったら試さずにはいられないのです。



純正のステダンですから、それほど強い減衰が作用するわけではないだろうと思っていたのですが...







早速、外した状態で箱根に向かいますが一番の違いはやはり低速域でのステアリングの軽さでしょう。

40~50キロくらいで車体を左右に振る時のステアリングが切れる速さ、軽さが断然違い、タイトなコーナーでも一回り小さいラインでフロントからグイグイ曲がっていきます。

クイック、というかシャープさが増したと言えば近いでしょうか。

まるで1クラス小さいバイクに乗っている様です。



そこから更に上の速度ではそれほど大きな違いは感じられませんでしたが、超高速域での安定性や不意の入力をいなすという意味では付いていた方が良いのでしょう。




さて、椿ラインを1往復した所で再度ステダンを取り付けて変化を見てみます。


するとモサ~っとしてやや重いこれまでのハンドリングが戻ってきました。

ブレーキリリースから倒しこんでいく過程がスローモーです。

「あぁ、これがステダン効果か」と。


先ほどまでのシャープさは無く、もう少し緩めのコーナーを心地よく流すにはもってこいの性格です。








う~ん、これは....



無い方が楽しいかも。


 


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