OHLINSオーバーホール中につき、一時的に純正リアサスに戻しました。
約10年ぶりとなりますがこの機会に純正のセッティングとディメンジョンを確認し、今後のOHLINSセッティングに活かせればと。
前回の試走ではプリロード最弱で底付きしてましたので改めてプリロードと車高をチェック。
スタンドにかけた状態で車体を正立させ、地面からリアシートカウルのエッジの高さを計測してみました。
純正サスのプリロードは5段階調整ですので最弱を①、最強を⑤とします。
1G 1G’ 1G-1G’
①763 741 22
②766 745 21
③769 749 20
④769 753 16
⑤769 758 11
驚いたのは③以降は1Gでもサスが伸び切ってしまうこと。
こんなセッティングもアリなんだと思いつつ、④以降は伸びストロークが確保できないのでサーキット走行など特別に高い荷重が掛かる場面以外では出番は無さそうです。
有効ストロークと1G’の値、そして残ストを鑑みて③から試乗です。
ちなみにこのセットでは1Gの値でほぼ設計通りのシート高830mmとなります。
このセットでは明らかにリアが高く前傾が強まりますが前後荷重の面ではこの辺が設計どおりな気がします。
しっかり前輪に荷重が掛かり、曲がり始めがクイックで、常に戦闘態勢な感じ。
残ストロークは20mm。
次に②を試したところ前後バランスは若干リア寄り、リアステアを意識しながら曲がり始めがマイルドでライダーに寄り添ってもらってる感じがします。
しかしながら、もう少しアグレッシブさが欲しいのでイケイケな感じの③が今回のベストとなりました。
そしてもう1つ発見だったのはこれまでのOHLINSから1G’で18mmも高くなっているのにコーナー立ち上がりのアクセルオンでアンダーにならない(アンチスクワットに持ち上げられない)事。
これ以上リアを上げる事は出来ないと思っていたのですが、これはやはりフロントフォークのオイル量が間違っていた為にアクセルオンで直ぐ伸びきっていたのが原因と思います。
う~ん、これまで悩んでいた日々が悔やまれます。
プログレッシブレートでの乗り心地の良さとストローク量の妙が感じられた純正リアサスですが、もうじきOHLINSがオーバーホールから戻ってくるのでもう乗る事は無いかも。。。
久々の暖かい日差しの中、良いデータ取りが出来ました♪
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